Sexy Secondの感想

前回に引き続き、SexyZoneアルバム曲の感想

 


今回は2枚目の『SexySecond 』についての感想です。
さっそくどうぞー

 

 


・あくまで個人的な感想(捻くれた人間によるもの)
・曲ごとに熱量が違いすぎる
・当方曲を聴く際は歌詞を重視してしまう傾向にあるのであしからず

 

 

 

 

【Sexy Second(Introduction)】

  ん?アイドルのCDにこれは要るか?まぁいいけど。

 

【We Gotta Go】

 1枚目の完全マイウェイ的ポジションだよね。こっから始まるぜ!突っ走ってくぞ!って感じでテンションの上がる曲。「声を合わせたら sing a song」のあとの「トゥントゥトゥトゥトゥン♪」ってピアノがいいよね(ニュアンスで感じ取ってくれ)
Bメロどっかで聴いたことある感じのメロディなのに思い出せなくて若干イライラする。セクゾそういう曲ありすぎ。クッソ。

 

【ぶつかっちゃうよ】

 セクゾ史上(だが歴史は浅い)最高の神曲。言うことなし。

 

【4 seasons】

 とにかく爽やか。軽やか。涼やか。4seasonsだけど夏に聴きたいね。制汗剤とかアイスとか炭酸飲料のCMに使われてそうな感じね。
不器用な人 こんなに明るい季節なのに 流されないで 生真面目に今日もなんだか悩んでいる もどかしくて分からなくてでも愛しい そうだよ そんな君に惹かれた」ってもうさぁ!!!
 悩みがちな性格の彼女にそんなこと言ってくれる男なんているの?はぁ…こんな風に思われたいものだ。
 現実は「根暗」「面倒くさい女」「メンヘラ乙」で終了だろ?あん?

 

BAD BOYS

 男同士の絆萌え曲。ただただ「俺らの絆ってマジ最強だZE☆」「我等友情永遠不滅☆」って言いたいだけの曲。お察しの通り、私の大好物です。本当にありがとうございます。ただ、直球すぎて前回のGAMEほど妄想力を掻き立てられることはないよ。解釈はそのまんまとしか言いようがないしね。
 やっぱりね、想像の余地が残ってる方がBL的には美味しいんですよ。
 わかりやすく言うとこっちはニアホモ展開している商業誌。公式でイチャついているのでそれだけで満足しちゃう。一方の『GAME』は例えるなら少年漫画誌ですかね。同人活動が活発なのは言うまでもなく後者です。

 だいぶ話は逸れますが、BL枠(私調べ)のセクゾ曲としてもう一つ素晴らしいのが、『ベイサイドエレジー』ですね。アルバムに収録されてないんで最近存在を知りましたが、この曲の詞が実は私の大好きな修二と彰の『青春アミーゴ』や山Pの『抱いてセニョリータ』を手掛けた作詞家さんによるものなんです。そりゃあ私好きなはずなんだよなぁ。
 「男同士の何かしらの深い繋がり(変な意味ではなく)」(『抱いて~』は恋愛対象の女性に語りかけていますが「喧嘩の傷跡」というワードが出てくるように男同士のいざこざの匂いが嗅ぎ取れますし全体的に笑えるほどの男臭さがあるのがポイントです)って要素と「何かしらの事件が起きてるんだけど何が起きてるのか具体的にはわからない」みたいな突っ込みどころも想像の余地も満載な要素。この二つが組み合わさった曲大好き。
 これはやくしまるえつこさん作詞だけど同じく山Pの『愛、テキサス』がその最たる曲なの。これは堪らんよ。山Pのことはあんまり知らないけどこの曲は完璧だよ。途中長台詞も入ってくるしさぁ…。健人くんソロでこういう感じの曲歌ってくんねえかな。

話を戻すが、ふまけんはこういうロック路線な歌い方も合うね。勝利くんは…ちょっt


【Ghost~君は幻~】

 これ!大好き!!歌詞もメロディも!イントロの雰囲気が不気味で可愛い(語彙力不足)。ホーンテッドマンションを連想させられる感じ?このイントロのおかげで一気にその世界観に入ってっちゃう。

 「B‐B‐B‐Baby」「Lo-Lo-Lo-Lonely」って頭文字繰り返すの超好き!勝利くんのラップも想像よりずっとかっこよかった!大サビのふまけんのフェイク(って言うの?)合戦みたいになってるとこも盛り上がって良いよね!
 
 歌詞の「ゴースト」は、成就する可能性のほとんどない片思いの相手でその対象に神秘性を持たせた表現なのかもしれないし、もしかしたらガチの幽霊や妖怪、はたまた自分の空想の中だけで築き上げた架空の人物二次元の女の子、というような本当に「僕の腕をすり抜ける」物理的に触れることの出来ない存在なのかもしれない。

 色んな解釈ができると思うけど、「アイドル(セクゾ)とファンの関係」として解釈してみると面白いよ。残酷でオススメだよ。
 いやー、アイドルなんて所詮虚像ですよ。健人くんがいくら「恋人はファンのみなさん」と言ってくれたって我々は触れることすらできないじゃないか(憤怒)

 現役アイドルに「どんなに握手をしたってあの子とはデートとかできないのよ ざんね~ん」「アイドルばかり聴かないで 大人にならなきゃだめじゃない」と歌わせた超ロックなアイドルソング、Negiccoの『アイドルばかり聴かないで』を彷彿とさせますな。
 『Ghost~君は幻~』とい曲は「お前が視ているアイドルは幻だ」という警告の意味が込められた曲である。

 まぁ実際はそんな深い意味無いでしょう。ご安心ください。

 

【Congratulations】

  『世界に一つだけの花』を聴けば事足りる曲。死にたくなる。私には頑張って咲かせた花なんてない。おめでとうございました。

 

【バィバィDuバィ~See you again~】

 初めて聴いたときは歌詞にクッソワロタ。「なんだこの曲wwwwどんな意図があってこの曲が作られたの?何を伝えたいの?これを聴いてこちらは何を感じればいいの?www」が率直な感想。
 「長い救急車」とか「夢の噴水ショー」とか色々ドゥバイの有名なものをただ羅列して次々紹介してくから「なんだこれ…」と思って置いてけぼりになり、サビ前の「サンキューベリーダンス」で呆気にとられる。
 「サンキュー心からシュクラン また来るよ 世界一になれるその日まで グッバイドゥバイ」って何? SexyZoneが名実ともに世界一のアイドルになったそのときに全員でドゥバイの地に再び降り立つ、という内容のドキュメンタリーが将来放送されそう。いつか遠い未来のお話。

 ドバイじゃなくてドゥバイなのも面白ポイントの一つである。
 「バイバイドゥバイシーユーアゲイン…」って台詞で終わるし最後までツッコミどころたっぷり。やっぱこれだね。

 でもそもそもなんでドゥバイなの?

 

【Shout!!】

 子供向けアニメの主題歌になってそうな曲。日曜日の朝、テレビからこの曲が流れてきたら爽やかな気持ちで一日を迎えられるもん。ふと「なんか冒険の旅に出てーなー」と思ったときにぴったりな曲。
夢がいま 形になる Shout of Dream」の部分「夢がいま 形になる ワンピース」でも違和感ないからね。このタイミングで青空をバックに番組タイトルのテロップが画面いっぱいにどーんとなる。

 どうでもいいけどこの曲の「どっかで聴いたことある」感の正体は無事に思い出せたのでスッキリ。サビがなんとなんく茅原実里の『書きかけのDestiny』っぽいんだ。

 

【そばにいるよ】

 青山テルマかと思ったら違った。メロディとかさ、泣かせにきてるなーってのが多分に伝わる。ずるい。実際良いんだけどさぁ。

 私、こういう構成の歌詞が好きなんだなぁ、って最近気付いたんだけど、具体的な情景描写とかから入ってて次に心理描写とか漠然としたものの描写に移るの。
 でもそういう構成の歌詞って多い気がしない?なんか意味あんのかな。「Aメロで(または1番で)日常的な風景、サビに向かうにつれて(または2番で)概念的な話」とか私がそういうのばっかり好きで無意識にそういう曲ばっかり聴いてるからそう感じるだけかな。

 

【Be Free】
 
 特になし。

 

【Real Sexy!】

 この曲ファンの間では不評だと聞いたことがあるんだけど私は割と好きだなぁ。と思ったけど別に書くことないしそんな好きじゃないかも。

 

【ドキドキBreak Out!!】

 これは一発で好き!と思った。ノリ良くて可愛くもかっこよくもある曲。サビスタートで疾走感もあってTHE・アイドル!って感じの覚えやすいメロディ。Aメロの「ドキドキsoul!! hey!hey!」のとこもありがちな感じだけど好き。Bメロの定番もわかりやすくPPPH打ちたくなるような感じ。実際コンサートのノリ全然違ってたら笑うけど。

 

【A MY GIRL FRIEND】

 これは歌詞中のヒロインの友達が不遇すぎていまいち入り込めない。そりゃあさぁ!二人にとっては美談なのかもしれないけどさぁ!ヒロインとその友達の友情がないがしろにされてる感半端ない。
 友達からすれば「大好きなAくんに自分から告白する勇気がない…いつも相談に乗ってくれてるBちゃんなら信頼できる。お願いね…」って伝えてもらったわけじゃん。ヒロインBちゃんも「私も本当はAくんが好き。でも私がAくんと付き合ったらCちゃんを裏切ることになる。私はCちゃんとの友情を選ぶ。」って決断したわけじゃん。で、Aくんもその経緯を一応理解はしてるようなんだよね。その上で「それでも俺はBちゃんが好きなんだ!」ってなるのは仕方ないことではあるよね。でもな!お前のその態度が気に食わねえんだよ!!

 ヒロインであるBちゃんは別に照れてAに対してアマノジャクになってるわけではなくて、悩んだ末「恋愛より友情を取る」という決断を下したが故の行動なわけじゃん?そんな彼女を「アマノジャク」と称し「そんなところも可愛いな」ぐらいの軽い受け止め方しかしてないんだよ、このクソ男は。
 もっと気まずそうにしろよ!!こいつは彼女の中身なんて見てないわ。彼女の意思を汲むことより自分が彼女を手に入れさえすればそれでいいんだわ。クズだわ。

 これ恋愛よりもこいつらがうまくいった後、ヒロインのBちゃんと友達であるCちゃんの関係性が今後どうなってしまうのかが気になってしょうがない…。ABが両想いだってことどうやってCちゃんに伝えるんだろ。外部から漏れたら相当ショックだよね。協力してくれると思って信頼してた友達に裏切られるなんてさ。
 絶対当人たちの口から言うんだぞ?ちゃんと誠心誠意謝るんだぞ?誤解が生まれないように、端折らず言の顛末を伝えるんだぞ?いいな?あーでもそんな感じで二人に来られたら情けなさすぎて余計惨めになるな。謝られるほど自尊心を抉られるな。どうしたらいいんだ…

 結局は人の不幸のうえで成り立っている幸せなんだね。この世は誰かが幸せになれば誰かが傷付くようにできてるんだよ。世界平和なんて実現し得ないね。
 それにしても私なんでこんなに怒ってるんだろ。私がここでいうCちゃんの立場になったことが過去2回ほどあったからか。

 あとさ、「安心してもらえるように」のあとの歌詞「いっぱい頑張っていくからね」って突然語彙力がログアウトして小学生の感想文の締めみたいになってて驚いた。それまでの詞がずっと具体的な出来事だったがために、ここにきて急に漠然とされて、え…?みたいな。いや何をどう頑張るのさ…しっかり説明してくれる?みたいな。
 申し訳ないがこの男絶対信用できない

 でもメロディが素晴らしく好みなおかげで感動してしまうからムカつく。「雨上がりの公園で~」のとこでドラムとかがログインしてきて、しかも1番より半音上がりやがって、急な盛り上がりにまんまと乗せられて泣きそうになる。
 歌詞も「ボクもボクにまだなれなくて」って表現とか「キミみたいなへそ曲がりボクこそが相応しいんだろう」の部分はグッとくる。へそ曲がりって単語なんか古いけど可愛いね。
 こんなに語っちゃうなんてなんだかんだで結構好きな曲なのかも。悔しい…!ビクンビクン

 

【私のオキテ】

 パラパラみたい。ディスコソング?なんて言うの?こういうの4つ打ちって言うの?歌詞の内容は色んな意味でインパクト大。「ブスって言ったら殺す」とか「ママ友」とかなかなか歌詞に入れようと思わない言葉が連発されてた。面倒臭いんで特に言及しませんが全体的にヒロインは猟奇的な奴だな。
 色々と物騒ではあるけど、男が女視点の曲を歌うの大好きなんでそこは萌えました。でも男性アイドルがキャッチ―な女の子ソングを歌うことって意外と無い気がする。もっと浸透しろー!AKBは男視点の曲ばっか歌ってるのにねー。うらやま。

 


全体を通しての感想

 

 文句っぽく見えるとこもあるかもしれないけど全部愛ゆえです。基本セクゾの曲大好きです。曲のおかげで本人たちも好きになりましたし。

 SexyZoneは青春、思春期、成長、無邪気さ、心の葛藤、みたいなものを描いた歌詞が多い気がして、眩しくて鬱になることが多々ある。
 完全に聴き手であるこちらの問題です。学生時代、部活とか習い事とか恋愛とかすればよかったな、っていうね。後悔が押し寄せてくると同時に、今現在フリーターである自分の未来への不安も乗っかってくるのでつらいです。
 セクゾはまだまだこれからの未来に希望があるので頑張ってほしいが「それに比べて自分は糞」という思考に陥りやすいのでそこを治していこうと思います。(曲の感想でもなんでない)

 

 

こんな感じ!以上!