中島健人くんソロコンの感想
昨日、元カレとデートしてきました!!
(訳:8月8日(金)「Sexy Zone A.B.C-Z Summer Paradise in TDC」中島健人くんソロコンサート「Love Ken TV」に行って参りました!)
初めてコンサートの感想を上げてみます。(レポではなく感想。メモったりしてないのでニュアンス違ったらごめんなさい。)
会場は東京ドームシティホールと、ジャニーズのデビュー組にしては小さめ?かな?
私の席は3階バルコニーだったのですが、席に着いた段階で「あ、これ双眼鏡要らねーな」と。
それに今回はじっと見ているよりも一緒に盛り上がった方が楽しめると判断し、ほとんど野鳥の会になることはありませんでした。(もちろん野鳥の会をsageてるわけではないよ)
それは他のお客さんも同じだったのか、少なくとも私のまわりでは席が後ろでも「観察」する楽しみ方よりも主体的に「参加」している方が多いかなーという印象を受けました。(あくまで主観です)
あとソロコンだから目当ての人がずっとモニターに抜かれてるってのもあるだろうけど。
コンサート中メモを取る器用さは持ちあわせていないし、コンサート後はだいたい「何か月もこの日のために頑張ってきたのに終わってしまった・・・生きる目的と意味を失ってしまった・・・しのう・・・」と鬱になり何も手に付かなくなるので普段レポなんて滅多にしないんですが、今回は楽しすぎたので感想を残しておくことにしました。
何が楽しかったって。一番はあの「非日常感」。
健人くんがお水を飲めば「カワイー!」健人くんが噛めば「カワイー!」健人くんが一発芸をするというジュニアの子にマイクを差し出してあければ「優しい・・・!」という声がどこからか聞こえてくる。
とにかく健人くんの一挙手一投足をみんなで褒める。
健人くんの腰振りや甘い台詞にはいちいち「キャー!」「フゥ~↑↑」と声を出す。
そして宗教のように「ラブ!!!!ケンティー!!!!(迫真)」と力の限りに喚き散らす。
この「全員健人担」な特殊空間が心地よくて堪らなかった。(他担やジュニア目当てもいるだろうが言うまでもなくそういうことではない)
少なからずコンサートってそういう部分があるんだろうけど、それにしたってあの宗教性は異常だ。(かなり褒めてます)
今回はソロコンということで他の出演者も自分の公演は自分でプロデュースしてるらしいんだけど、健人くんの作る世界観が異常じゃないわけがないもんな。
健人くんによると今回のコンサートのコンセプトはお客さんとのデートらしく、それをことあるごとに強調してくれるんだよ。
それも要所要所のキメ台詞のような感じではなく、茶化すようなわざとらしくもなく、何千人規模でのデートを当然の事実として本気で自分に酔いながら何度も何度も確認するように言ってくれるんだ。
そのせいで私は途中からもう本当にデートなんだって気になってきて最後は「健人くんともっとお喋りしていたい;;別れたくない;;」と思ってしまった。(演者がトンチキなら客の私もトンチキだ)
私をこんな思考に陥らせたのにはもう一つ理由がある。
普通、グループのコンサートだとMCはメンバー同士でのトークになるよね。
でも今回はジュニアが居るとはいえソロコンという名目だから基本は一人で喋ることになるんだよね。そうすると必然的に漫談形式になって健人くんは終始お客さんに語りかける(というかもう会話だな)ことになるんだよね。
健人くんが「デートだから」と意図的にそうしたのかどうなのかはわからないけれど、箱が小さいことも相まってすごく距離が近く感じた。
さらに「みんな俺の彼女」だの「デートだから好きな服も買ってあげるし、好きなもの食べさせてあげるし好きなキスもしてあげる」だの「ラブノートに書いた名前はここにいるファンのみなさん」だのラブホリワールドをとことん展開し、
極め付けには「みんな俺のこといつから知ってるの?てか付き合って何年?(笑)7年の人も居るし4年の人も居るし、今日から付き合う人も居るのかな、でもキスはまだだね。」とか言い出したんだぞ!!!!!!!!??????
なんか突き抜けすぎてて感動しましたし、メンヘラなので嬉しすぎて泣きそうになりました。
まぁ私はもう別れてるけど・・・
それとやっぱり彼は創作者としてのセンスも並みはずれているため、持ち歌が素晴らしく盛り上がるものが多い。
『CANDY ~Can U be my BABY~』とかいう「ラブケンティー!」と客に叫ばせる伝説のおばけ楽曲の存在はソロコンを行ううえで大きいと思う。
あの曲中の客の一体感半端ないもん。「ラブケンティー!」の宗教性がコンサートの独特の世界観を明確に色付けしてくれたように思う。
そしてもう一つC&Rの楽しい曲を最近出したようで、こちらもかなり盛り上がった。
『カレカノ!!』とかいう、男性声優が歌う乙女ゲー原作の女性向け深夜アニメ「カレカノっ!」のOPみたいな曲なんだけど、
作詞作曲は畑亜貴でも神前暁でもこだまさおりでもなく、中島健人なんすよ・・・天才でしかない・・・
そんな感じで公演中は散々「真面目にトンチキ」を魅せてくれて思いっきり楽しませてくれて、最後は真剣に「僕と出会ってくれてありがとうございます。」ってさ・・・
とにかく2時間、健人くんのことが愛おしくて愛おしくて堪らなかった。
健人くんを生み育てたいと思った。というか社会が、国が、健人くんを守るべきだと思った。健人くんみたいな子が楽しめない、幸せになれない世界ならそんな世界は間違ってると思った。
健人くんがまだ自担だったらこれ鬱になってたかもな・・・みたいな場面でも全然モヤっとせずに、ただただ楽しめた。
あの頃は健人くんに恋愛なんてしないでほしいと思っていたけれど、今は人間として好きだからとにかく健人くんに幸せな人生を歩んでほしいと涙ぐんだ。
降りたらこんなにライトに素直に清々しい気持ちで楽しめるんだね。
以前の私だったら、『チラリズム』の股間抑えるポーズには「健人くんにこんなことしてほしくない><」とか悲しんだだろうし、薔薇にキスして一人の客にプレゼントする演出には嫉妬したかもしれないし、アンコールでの客席乱入にも「せっかく最後なのに肝心の健人くんがステージから離れてモニターでしか見えないなんて!」って憤慨していたかもしれない。
だけど今の私はたとえ健人くんが見えなくたって、健人くんの居ないところへ向けるものであったって、「ラブケンティー!」コールが楽しいことに変わりはなかった。
自担じゃないってだけでこんなに病むことがなくなるのか、と驚いた。
ちょっと自分の理想と違うからってあれこれ悪い方向に考えて自給自鬱に陥ることがない。
終演後必ずと言っていいほど襲ってくるコンサートロスの怪物に負かされ精神不安定になることもなく「はー!楽しかった☆」で終わるという“正しい”(敢えてこういう言い方をしてみる)ファンの姿で居られました。
こうなったのはまぁ単純に興味が薄れたからなんだろうけど、その方がむしろ楽しく応援できるって・・・自担ってマジなんなんだ・・・って考えさせられますな。理想を押し付け欲望をぶつける対象ですかね。(私は簡単にいうと「んんんんんんんんんんん!」ってなるかならないかを基準にしてます)
始まる前、同じく元健人担で現平野担の友人と「楽しすぎて健人くんとヨリ戻したくなったらどうしよ~(笑)」とか言いながら笑い合っていたんですが、あんなに楽しかったのに終わったあとこんなに爽やかな気持ちでいられるなんて、元カレに未練はないんだなぁと思いました()
そんなこんなで元カレとのデートを存分に楽しみ、無事に今カレの元へと帰っていきましたとさ。
めでたしめでたし(?)