中島健人くんを褒め称えるだけのブログを書いたら1万字越えて私気持ち悪い

今回は、ただただSexyZoneの中島健人くんを盲目的に褒め称えるだけの日記です。

 

私、所謂ジャニオタでもなんでもなかったんで、つい1か月半前まではSexyZoneのことはメンバーの名前も在籍人数さえも知らなかったんですね。なのに今では健人くんのことが気になって気になって仕方ない!!!

 

中島健人くんの何が私をこんなに熱くさせるのか(下ネタじゃないです)自分なりに考えてたんですが、理由がたくさんありすぎて整理しようと文章化したらめっちゃ長くなって自分でも引いてるっていう、そんな状態ですね。

 

ですので「新規SHINE」って方は速やかにお帰り願います。

 

ファンになったきっかけはまぁざっくり言うとテレビで見たから、ってだけなんですが、私の性質上好きになると止められない勢いで坂道をゴロンゴロン転げ落ちるかの如く嵌ってゆく傾向にあるので今月のコンサートには行く予定です。(運よくジャニオタの親友がセクゾ担でFC会員。私もFC入ろうか考えてる。)

 

なんでまた急に…という話は置いといて、健人くんがどんな人なのか知りたいがためにインターネットで検索を掛けては動画を観たりファンの方のブログを読んだり過去の雑誌インタビューの記事を読んだりラジオを聴いたり、とまぁ色々と中島健人とはどういう人なのかを調べまくったわけです。結論から述べると、

 

 

全然わからん、なんだこの人

 

 

そもそも最初に私が健人君の何に惹かれて興味を持ったのかと言うと、『UTAGE』という音楽番組で見せたSexyZoneというグループのきらっきらなアイドルっぷりと『King&Queen&Joker』という楽曲の素晴らしさでした。その後気になってセクゾの曲を聴きまくったんですが(CD貸してくれた親友、ありがとう)私の好みドンピシャでした。レディダイのイントロの半音下がるとこなんか鳥肌モンだし、デビュー曲のサビのあの創大すぎるスケールの歌詞なんが涙出そうになります。(アルバム曲の感想)

 

ではどのようにして健人くん単体に惹かれるようになったのか。それは個人でゲスト出演していたバラエティ番組を観てからでした。端的に言っちゃえば、そのときの受け答えが完璧だったんです。「なんて頭の回転が早い人なんだ」「頭良いんだろうな」思いました。

 

ちなみにそのときは完全無欠のラブホリキャラを貫き通していましたね。

そこまでアイドルを徹底する様とそれと同時にきちんと笑いも取る姿に「年下なのにしっかりしてて立派だなー」と感心していました。(ついでに食レポまで上手だった)

 

でもどうやら調べてゆくうちにあれはキャラではないらしい?本当にあれがかっこいいと思ってやっているっぽい?とよくわからなくなっていきます。

というかね、とにかく何かがずば抜けてるの。何かはわからない。でもなんか行動や何もかもが周りと明らかに違う。トンチキトンチキ言われてるようだけどまぁ確かに変わってる…

 

だがしかし、雑誌などの本人の過去の発言なんかをさらに調べると実はやっぱり色々考えているようではある。

批評的視点も持っている人なのか?ん?でもやっぱりちょっとズれてない?いやこれもキャラ作り?と知れば知るほど頭の中が「?」で埋め尽くされてゆきます。

 

 

 

たとえば彼は「かっこつける」ことに関して全力ですが、かっこつけることって外部から「厨二病」というレッテルを貼られてしまえば「厨二病」だし、そんなふうに揶揄されればその行為自体が「かっこいいこと」ではなく「恥ずかしいこと」に成り下がってしまう。一般的に男性はそうなるのを恐れて「かっこよく」あるためにあえて「かっこつけない」ことを選ぶ傾向にあると思うんです。「かっこよくないことを本気でやる姿こそかっこいい」という。

 

彼は「かっこつける」ことを本気でかっこいいと思ってやっているのか、馬鹿にされるのもわかったうえでやっているのか、はたまた両方か、その辺がよくわからなかったんです。

 

中途半端な気持ちだとできないだろう言動も多いけれど、インタビューなどの発言を掘ってみると、なんだか客観的に自分やグループの立ち位置なんかを把握する能力があるみたいなんですね。ということは、いわばツッコミ視点に立てる人なのかと。

 

そうした人物が意図的にボケに回って役割を果たしている、と思いきや、やっぱり「ん?やっぱこの人超ド天然モノ!?」としか思えないようなことも多いんです。

 

隙があるような無いような、親近感が湧くような雲の上の存在であり続けてくれるようなそうじゃないような、そうした「よくわからなさ」って芸能人として完璧なんじゃないかと思います。

 

 

 

SexyZone並びに中島健人を語るうえで所謂「王道アイドル」というワードが使われがちですが、果たしてそうでしょうか?私はどうもあれが王道と言われることに違和感を持ってしまいます。

 

だって本当にあれが王道?王道ってことはああいうタイプが量産されてないとおかしいのに全然居ないじゃん?他に居ないから注目されてるんじゃないの???

 

私はアイドルの歴史などについてそんなに詳しくもないのですが、かつてはあれが「王道」な時代があったんでしょうね。

 

 

 

そもそもアイドルがアイドルとしてかっこつけたりキラキラしたりすること、夢を売ること、虚像であり続けることは不可能であると考えています。だって二次元とは違う、現実を生きてる人間なんだもん。

こりん星は早々に爆発したしキャラ芸人はすぐに飽きられ「あんなキャラで売ってたけど本当はこうなんだぜ!」を武器にしてもう一度テレビに出始めるパターンもあります。

 

 

私は22年しか生きていないので当時のことを実感として知っているわけではないですが、よく聞くのが「SMAPがそれまでのアイドル像を変えた」的な話です(ざっくりしすぎだ)。

 

それまでの男性アイドルは現在の女性アイドルと同じようにせいぜい20代前半がピークだったのでしょうね。

 

それを、「アイドルなのにコントで汚い格好をする」「アイドなのに現実味のある歌詞を歌う」「アイドルなのに彼女の話をする」「アイドルなのに結婚する」ことで刹那的なアイドルらしいアイドルの枠が壊れるのです。

 

 

 

そう考えると、それまで「正しいアイドル像」と「芸能界で生き残ること」が真逆のベクトルだったのかな、と想像できます。

 

 

年齢を重ねて人間臭さや泥臭さを見せつけて、人生そのものを物語として届けることは、夢だけを売るお仕事とは対極なのかもしれません。

 

さらに、90年代は歌番組も多く、CDもたくさん売れていた時代ですね。

しかし現在音楽番組は少ない、これはアイドルの本来のおしごとと言ってもいい、歌って踊る姿がテレビで見られないということです。

 

しかし、アイドルはテレビに出なくてはなりません。(地下アイドルとかはまた別だけど)

 

音楽性やアーティスト性だけを武器にしていてはテレビに出られない。

テレビには出ないけど「わかる人にだけわかる、実力派」というポジションは、国民的スターであるというアイドルイメージからは程遠いものとなってしまいますし。

 

そうすると、必然的にバラエティ番組に強いこと、喋れること、が重要になってくる。

 

 

バラエティができないと「アイドルとして」芸能界で生き残ることが出来ないんでしょうね。(あくまで男性アイドルについてです。男性アイドルと女性アイドルは非対称であると考えています。このへんはまた別に書きたいけど。)

 

 

 

話が逸れたけど、今や、キスマイがアイドルでありながら「ブサイク」という冠番組を持ってネタにしていたり体を張ったロケをしたり、舞祭組というユニットでCD出したりなんかしてまさに「アイドルなのに」を突き詰めてますよね。で、キスマイすごい人気あるもんね。それも私の友達含め非ジャニヲタをジャニーズファンにしたという事例を数多く知ってるし。

 

というか実は私自身もジャニーズに興味を持った本当にはじめのはじめのとっかかりはキスマイでしたもん…キスブサは衝撃的だったよ…アイドルこんなことやるのかって思ったよ(まんまと術中にはまったよ…)

 

それもあくまで「アイドルは夢を売るお仕事だ」という共通認識が前提として無いと成立しないんですね。

「アイドルなのにこんなこと」というのは「アイドル」であることがいわば前振りになっているからこそ、その意外性が面白いんじゃないですか。

 

 

そして、一周回ったから今、中島健人が面白いんだよ。

 

私が見る限り、健人くんはバラエティに順応してるんです。

あんな全力アイドル新鮮だし、単純に見てて面白いです。

 

 

周りの男性アイドルがみんな「笑いを取るためなら下ネタも言う」「かっこつけるなんて恥ずかしい」みたいなスタンス(実際そういう男性を好む女性が多いんだと思います。女性アイドルと違い、男性アイドルのイメージってジェンダー的男性性と相反するところがありますから。)で居れば居るほど異質な存在として際立つんです。

 

 

あとは、かっこつけないで照れる・恥ずかしがっている姿を見せることで逃げるパターンもあるじゃないですか。「可愛い~!」と言わせるやり方です。というかどちらかというとそっちの方が王道な気さえします。(それが悪いと言ってるわけでは決してないです。イケメンの照れる姿、プライスレス)

恥ずかしがることで、「俺はこれを恥ずかしいことだと認識している」ということをアピールしたい心理が働くこともあると思うんですよね。

 

健人くんはそういう姿勢を貫くことで主に同性や仕事仲間や友達に馬鹿にされないよう予防線を張る、ということをしないところがすごいと思うんです。

 

別にファンは健人くんに対しておしっこをしないとかうんこがマシュマロだとかそんなことは思わないですよね。セクチャンなんか見てると普通の(いやごめん普通ではないな)可愛いDDです。その辺がまた人を錯乱させる。

 

どこまでが計算でどこからが天然なのかが非常に曖昧なんだ。というかそのことすら意識してんのかしてないのかわからない。

 

彼はその境目を明確にしようとはしないんです。というか「ふわ~」っとさせておくんです。

ラブホリって言葉だけが独り歩きしちゃって戸惑う一面もありながら素でラブホリな人だし、あらゆるバラエティ番組への順応具合を見ていると、幅が広いというか底が知れないというか色んな面を持った人なんだなぁと感じます。それが純粋に毎回ファンは楽しいなぁ、って。

 

 

たとえばですが・・・

 

 

①「王子様みたいでかっこいい///健人君の姫になりたぁい><キュルルン♪」

②「頑張ってかっこつけようとしてる姿が♡うふふ・・・可愛いわね・・・・(微笑)」

③「ちょwwwwwwww何言ってんのこいつwwwwクッソおもしれええええうぇええ」

④「すっげぇわ。仕事人だわ。プロだわ。パイセン、頭下がりまっす!!(土下座)」

 

 

応援の仕方に何が正解とか無いんでしょうが、アイドルという存在を疑似恋愛の対象者とするのがファンの主流であると仮定した場合(個人的には実際はそれが大多数ではないと思っているが)ファンサービスや甘い囁きに対する素直な受け取り方は①ですよね。②以降は見方が穿ってて本人からすると若干うざい気がします(もっとも彼のファンは②以降のような方が多いような気もしますが)。しかし、彼の言動からは②以降の全てに方に対しても誠実だなぁと感じる点が多々見受けられるのです。

 

 

私は健人くんのことをアイドルとしても人としても最高にかっこいいと思っているのですがそれは、「愛してるよ」という台詞そのものに対してではなく「愛してるよ」なんて台詞を吐けちゃう健人くんのプロ意識の高さに対してであり、キメ顔そのものではなく恥ずかしげもなくかっこつけてくれるその潔さに対してです。

 

 

正直こちら側が居た堪れなく場合も多々あります。うわあああああ恥ずかしい直視できない鳥肌があああ、ってなることもザラです。でもそれが癖になってきました。(少女漫画・乙女ゲー・夢小説など苦手な人間)

 

笑いつつ、たまにガチでキュンとしてしまい「ふぁああああ健人くんんんん///結婚してぇぇぇ///」ってなる。

 

①でありながら③であることは可能だしこういう感情やスタンスって個人の中においても流動的なものだと思うんです。

 

 

ほら、水着のねーちゃんとお笑い芸人が出てるテレ東あたりで深夜に流れてそう番組とかと同じ感じですよ。

「くだらねえww」と思いながら勃起するでしょ?そういうことです。健人くんはおねマス的存在。

 

 

 

 

私自身も『JMK中島健人ラブホリ王子様』をツッコミながら、笑いながら見ていました。

 

先ほどの例でいうところ主に③目線で見てたんですよ、でも実際あれを完全な①目線で見てた人って意外と少ないんじゃないかと思うんですよね。

 

でも最終回前に「実は俺、来週から仕事が忙しくなってなかなか会えなくなるんだ」(いい最終回への流れだ)

と言われたとき素で「えぇっ!?」って声出ちゃってそんな自分にワロタ。

だって彼氏になかなか会えなくなるの寂しいじゃないですか(真顔)

 

 

 

今の時代って、ツイッターや私みたいなブログなんかが溢れててすぐに批評的な目線に立っちゃう人が多いんじゃないかと思います。

 

どうしても当事者意識が薄くなるのは仕方ないと思う。厨二病という言葉とか恥ずかしいとか揶揄する風潮も仕方ないのかもしれない。

私含め、多くの人は誰にもツッコまれずに生きようと必死ですよ。いつも俯瞰してさ。何も面白くない人生ですよね。それに比べて健人くんはツッコミ待ちな生き様だから、みんな喜々としてツッコめるし馬鹿にされ返す心配もないから安心して愛でられるし、ある意味羨ましさや憧れもあるんじゃないのかな。

 

 

 

 

あ、話逸れますが「キメ顔そのものじゃなくてメンタリティが(キリッ」とか言っちゃいましたがぶっちゃけ顔の造形も大事だとは思いますよ。美しい顔とスタイルででそれをされるとアイドル中島健人というキャラクターとしての、説得力が格段に増すのではないでしょうか。顔の良さも才能の一つです。健人くん、かっこよくて本当に良かったね。(「顔ファン」に否定的な意見もあるとは思いますが私は「アイドルを顔で好きになって何が悪い」派です)

 

 

話は戻って、健人くんってどんな在り方をした感情の「好き」も受け止めてくれそうな安心感を覚えるんです(基本なんでも否定から入らないのが偉いなーといつも思う)。

 

 

「アイドルを好き」ということってその人間個人の容姿だったり、人間性だったり考え方に感銘を受けたりする場合もあればその人間から提供される「創られた作品」としてのエンターテイメントに心酔する場合もあれば「物語」と捉えて消費する場合もあり、本当に様々だと思うんです。私はその中でも「何かを崇拝したり応援したりする」その行為自体の楽しさって大きいんじゃないかと思ったんです。

 

それは例えば「妄想の中で恋人に成りきって疑似恋愛楽しむ」とか「神的存在として崇める」とか。とにかく一生懸命に何かを信仰すること自体に楽しみがあって、健人くんはそれをさせてくれるのが本当に上手い人だなぁと。

信仰が手段でなく目的になってくることがある。その場合ふとした拍子に「あれ?この人を信仰してていいの?」と我に返る瞬間があるはず。でも健人くんはそう思わせる暇を与えず全力で信仰させてくれる人なんじゃないかな。そこに本人は居ないとしても。あれですね、中島健人はもはや概念。

 

 

受け止めているのか受け流しているのかわかりませんが。もっとも健人くんを見ていると他人からの批判的なまなざしを意に反さないような強さを感じるのですが、一方でファンの需要を解りすぎるほどによく解っていたり求められる役割を把握しそれを実行する能力もあるように思います。

 

 

 

私は自分の好きになる対象人物にはナルシズムが見えないとファンで居続けるのがキツイと感じてしまう人間です。

たとえそれが健人くん本人であっても「私の応援する健人くん」をなるべく否定しないでいただきたい。

 私自身が私のことを好きになる人間のことを「見る目が無い・人を中身で判断することができない人だ・自尊心を満たしたいがために私と言う劣った存在を選ぶんだろ、最低な人間だ」とか思ってしまうタイプなんですが(クソ厄介)、自分が好きになった相手にこれ言われたらショックですもん。(また厄介)

 

これ見よがしにかっこつけられると「そうだよね!私がこんなに健人くん好きになっちゃうのは当然のことだよね!」とこちらがアイドルに夢中になってしまう言い訳の余地を与えてくれる。

「あなたが夢中になる俺はこんなに素晴らしいんだよ!」と自ら価値を高めてくれることで「健人くんを好きである私」ごと全肯定されている感覚が味わえるんです。

 

私のようなひねくれた人間からすると「嫌々萌えを提供させられている様」を見ると興奮する反面罪悪感を覚え素直に萌えて良いのかどうなのか考え込んでしまい気分が暗くなってしまうんです。

そんなつもりは無くとも、少しでも「あれ…この人嫌々かっこつけているのでは?」と思わされてしまうと素直に享受できない。(多分ホストクラブとか楽しめないタイプなんだろうな)

そして同時に私自身の「イケメンを消費したい」という欲望そのものを恥ずかしいものだと言われている気がしてしまうんですよね。(いや、それもそれで良い場合はあるんだけどね!嫌がりながらこちらの要求に応えてくれるのも条件が整えば素晴らしい萌えに繋がるんだけどね!でもな…難しいな…)

 

健人くんはかの有名なJMKのインタビューでもそうですが、どういう意図を持ってしてか、その辺りをぼかすんですよ…「恥ずかしいときも恥ずかしくないときもある」「スイッチが入ってれば恥ずかしくない」って感じで。

他の媒体での発言を見てももうこの辺とにかくふわっふわしてるんですよ。

 

私はなにより健人くんの否定的なニュアンスに取れる発言のあとはすかさず直後にフォローを入れる本気でキュンキュンしてるファンを馬鹿にしない姿勢が大好きです 。

 

普段は「普通の人」なのに歌やパフォーマンスのときだけ急にアイドル全開な人、「俺はこれ本当は恥ずかしいと思うんだけどお前らファンはこういうのが好きなんだろ?ん?」ってスタンスの人もなかには居て、そういう人のスイッチの切り替えとかかっこいいと思うこともあるし、そういう人を好きになる人が多いのもまぁわかるんですよ。

 でもなんか「そこに萌えている自分」を馬鹿にされているような感覚になることが割とある。

「俺は本気でこれがかっこいいと思ってるよ!」というスタンスで居てくれるとこちらとしてはとても安心。

 

先ほどの例の①にあたるようなファンを馬鹿にすることなくキラキラなアイドル幻想を否定せずに全うしてくれるんですが、一方で②以降のようなスタンスでいるファンに対して「俺は本気でやってるんだから」と怒ることもしない。笑っているファンには「笑顔になってくれればいい」と言ってのけるし「可愛いと言われるのも嬉しい」と主張するんですね。このどのファンも裏切らない姿勢をとりながら、健人くん自身の大事にする価値観や軸を揺るがせないことって実はすごく難しいことなんじゃないかと思うんです。

 

とにかく捉えどころがなくて余白を多分に残しておくことで受け手が行間を読むように様々な解釈をして、それをもとにファンになってゆくのではないでしょうか。だからこの人はファン同士が話してても好きなところが被らない、話がかみ合わない、なんてことが多そう。完全に私の勝手なイメージですけど(笑)

 

健人くんは身にまとう雰囲気は可愛らしいと思うのですが、その実プライドも高いように見えるし野心に燃えているように見えるし、上昇志向の強い策士だと思います。

「誰かが勝手に履歴書を送った」というジャニーズの子たちが多い中(小さいうちから入所する子が多いんでしょうから当然のことと思います)、自ら「ジャニーズに入りたい」という意思を持ち、応募する決意をし、アイドルを目指す、というプロセスを踏んでいるところに並々ならぬ意志を感じます。こういうところにも惹かれるのかもしれない。

 

 

「アイドル中島健人」を物語として視た場合、彼のサクセスストーリーを見届けたい、または応援する形で参加したいという欲求も生まれますし。

野心は持っててほしいですね。健人くんの負けず嫌いなところは大好きです。

自信も持っててほしい。たとえ自信が無くてもあるように見せてくれる健人君は応援し甲斐があるし応援しててこんなに素直に楽しい芸能人久々です。

努力家でストイックでまっすぐで純粋な人なんだなぁ~ということだけはわかりますし。私自身と真逆の人間だなって!まぁ、だからこそ好きなんだろうな。

 

 

年明けすぐのジャニーズのコント番組でBLコントやってましたよね。あれもすごかった。

 「ラブホリキャラ」「王子様キャラ」「男性アイドルの象徴」これらの健人くんに連想される記号って男性ジェンダーを前面に押し出したキャラなんですよ。あえてBLに置き換えると「攻めキャラ」なんですよ。

健人くん少女漫画も読むらしいじゃないですか、少女漫画の典型的なストーリーや男女のキャラ設定って「男は守る」「女は守られる」という従来のジェンダー規範にとっても忠実ですよね。(もちろん例外はありますが)

 

あの世界の中で明言はされていなかったにしろ、どう考えても「受けキャラ」なんですよ(あれでまさかの攻めだったら笑えるが)。

それが私の中では結構衝撃で。「君こっちも出来るのかよ!!??幅広いなぁ!!!??」って。しかもまた受け演技が驚くほどうめええんだわ・・・あんな絶妙な表情なっかなか出来ないよ、普通の人は。

 

それだけでも驚きなんですが、これよりさらに注目すべきは、VTR明けのコメントです。

 

「みんなの視線がマジに見えてきちゃってぇwみんな魅力的に見えてきちゃったんですよw」というコメント・・・

 

痺れました。「いやーあれは無いわ―w」「笑っちゃいそうになりましたw」っていうパターンもあったじゃないですか、てか大体の人はそっちに行くでしょうね。でもしれをしないのがすごい。

ここでも、このコントを見て(笑った人たちは勿論)不覚にも萌えてしまった人たちを否定しないんですよ。

 

アイドルとして100点満点か、それ以上ですよ。意識的か無意識下なのかは知り得ませんが。あまりの満点コメントっぷりに感動しして。「健人くん生まれてきてくれてありがとう、アイドルになってくれてありがとう、健人くんが存在するこの世界に、森羅万象に感謝します。」って思って。完全にキチ●イです。本当にありがとうございました。

 

健人くんのこの否定のしなさというか「受け止めてくれる感」のせいなのか、はたまたメンバー内での立ち位置の影響なのか、私、健人くんを見てると「お母さん・・・」って気持ちになるんです。何故か母性を感じます。健人くんから産まれたいなって思うときがある。

 

余談ですが、健人くんは恋愛対象にあたる年齢を訊かれた際、昔は「年上はちょっと・・・」と答えていたそうです(ちなみに同グループメンバーであるマリウス大天使様はこの頃既に「恋に年齢は関係ないよ」と答えています。この方の器のでかさ、並びに大天使っぷりも尋常じゃないですね)。その後「23歳まで」と変化し最近は「母親が40代なので40歳までOK」とのことです。成長してますね・・・進化してます・・・プロです。かっこいい。(実際に成長と共に彼の好みが変わった可能性も微粒子レベルで存在します)

 

健人くんは「健人くんが好きだから告白されても断ってきてる。健人くん以外の人にも恋をした方が良いか」という13歳のファンの子に対して「何年後かに出会うかもしれない。それであなたを好きになるかもしれない。俺以外に恋をしてもいいけど可能性はゼロではない。」といった趣旨の返事をしているんです。

清々しいほどのアイドルだなぁと思いました。これについて「残酷だ」という意見もあるようですしそれもよくわかりますが、健人くんにはそんなこと余計なこと気にしてほしくないというか。「本当に心からこの子のことを思いやったら~」とか「この子の人生を考えたら~」とか無粋なこと考えずにキラキラしててほしいな。だって夢を売ってほしいんだもん。(というか健人くんのときどき見せてくれるこういう冷たさにゾクゾクします。クッソ興奮します。ごめんなさい。)

 

 

たぶんね、この人は「自分の求められている役割を把握する/演じる」ということが抜群に巧いんじゃないでしょうか。しかもすごいのが、それを見た人に「やっぱり中島健人だな」と思わせることです。周囲の求める人物像をただなぞっただけでは自分を失いそうなのにまっっったくブレないんですね。それどころか「中島健人らしい」とまで思わせてしまうんですね。

 

できるだけ需要を解ろう、期待に応えよう、とする彼のサービス精神なのかもしれません。んー、色々考えても結局底が知れないんだよなぁ。

 

 

 

 

こうして「中島健人ってこういう人なんじゃないの?」と語りたくさせる、語らせてくれる、というのはアイドルは特に、芸能人・アーティストの人気を語る上ではものすごく重要なことだと思います。

存在を認識してから1か月程度しか経ってない気持ち悪い女にここまであーだこーだと語らせる時点ですごいです(小並感)こういう人って多くの人によって語り継がれることで伝説化するんですよね。(まぁ既に検索エンジンにて「中島健人」と入力すると関連検索ワードに「伝説」と出ますが)

 

たまに「あれ、やっぱ違う?え!こんな一面もあるの!?」とか思わせてくれたらずっと飽きません。そういうのって本人考えてんのかな。無自覚なのかな。

 

でも自ら作詞を手掛けた楽曲のコール&レスポンスの部分なんかを見ても思いますが、彼は自己プロデュース能力が尋常じゃなく高い。やっぱこの人すごいよ。『プロフェッショナル~仕事の流儀~』に出るべき人物ですね。

 

う~ん、なんかちょっと健人くんを神格化しすぎかなぁ。こういう過度な期待を押し付ける奴らのプレッシャーにつぶされて鬱とかにならなきゃいいですけど。私のような奴らに負けないでほしいですね。

 

いやでもこの子には絶対もっと有名になってほしいしたくさんの人に認められ愛されてほしい。彼にはそうなるそれだけの力がありますよね??てかここでは健人くんにしか言及してないけどこのグループ全体がすごいもん。まず一人ひとりのキャラ立ちがすごい。セクゾの中に色んな要素詰め込みすぎだわ。関係性も素晴らしいでしょ。結成して間もないのに既に物語が形成されてるの。やっぱ「シンメ」というジャニーズ特有の文化はかなり大きいね。最近まで「シンメ」というシステムがあることすら知らなかったわけだけれど。

なんだか格差だのなんだの問題視されてて、あれの事務所の意図するところは何なのか考えると意味がわからなすぎて不気味ですが、このままこの5人でいてほしいなぁ。

 

 

 

にわかで新規で盲目って手に負えないっすね。あと何年もセクゾ担、健人担やられてる方からしたら1か月やそこらで何がわかるのよっ!って感じでしょうけどこれから勉強しますので怒らないでください。

健人くんの魅力について語りたかったのに結果的に私の気持ち悪さしか伝わってないな、これ。