20代ジャニオタ新規がJUMP担になるまで(を書こうとしたらまとまりのない男女アイドル論みたいになった)

 

 

 

お久しぶりです。

久しぶりなのでなんやかんやありました。その間わたくし、一丁前に「担降り」なるものを経験しまして今現在JUMP担です(色々と短期スパンすぎ)

ああ!「クソDDしね」とか「これだからニワカは」とか罵れよ!

だってセクゾが3人になったりすんだもん!かと思ったらなんか10人くらいに増えてたりすんだもん!ついてけねーよ!(逆ギレ)


私、もともと飽きっぽいので何かにハマってもだいたい1年周期で別のものに興味が移行しちゃいます。持って3年です。ハマると猪突猛進、それしか見えなくなるので同時進行は無理な性分です。
対象は様々で、お笑い芸人だったりバンドだったり二次元だったり声優だったりしますがどれも腐女子的目線が根底にあります。

まぁそんなことはいいとして・・・

あぁああぁ…「担降り」だなんて立派にジャニオタ用語使っちゃいました。未だ気恥ずかしさが抜けません。
決してジャニオタ文化を馬鹿にしているわけではないのですが、ジャニーズに興味を持ってまだ1年も経っていないド新規なものでそんな大きな顔してジャニオタ名乗っていいのかな…みたいな躊躇が根深くあります。くだらないです。自意識過剰です。わかってますがどうも馴染めなくて。

 

 

前置きはこの辺にして・・・
もうね、新規だからってのもあるんだろうけどJUMPまじ楽しすぎるんだわ!!!!!
今回はJUMP楽しすぎィ!な感情が溢れて止まらない日記書くか。


(ジャニオタが担降り日記書きたがるの初めてわかった気がするよ。「セクゾにも大した時間を費やしていないくせに」って怒られる!ごめんなさいでした!!でも私は本気で好きだったんだよ!!!本当だよ!!!)

 

 

 


JUMPのことが気になりだしたきっかけは、かの有名な『ウィークエンダ―』の影響です。


ウィークエンダ―の楽曲としての完成度や麻薬のような中毒性などはジャニオタ界隈の方にはいわずもがなですが(なんたって楽曲大賞ですもんね)、それにしたってですよ、私異常なまでにウィークエンダ―好きすぎまして…。いやちょっと気持ち悪いぐらいにこの曲にハマりまして…。

ウィークエンダ―についてはもう熱い思いが猛りすぎて語ってたらそれだけでこの記事終わっちゃうんで端折りますが。


ただ私、この曲の存在を知ったのが去年の12月頃だったんです。発売されたのが9月なのでだいぶ経ってからなんですね。
しかも、あろうことかこの曲を初めて知るきっかけとなったのが『ザ少年倶楽部』でJr.の子たちが歌っているバージョンを聴いたときでした(加えてリアタイではなく録画という情けなさ)。

 

何を隠そう、何度でも言いますがジャニオタ新規の私です。私がセクゾ担になり、活動を追い始めたときにはJUMPは既にセクゾとは別の世界を生きていました(派閥的な意味で)。

私の世界はセクゾ中心に回っていたため、少クラに出ていないジャニタレのことは知る機会がありません。JUMPについてはヒルナンデスぐらいでしか見ることはなかったので、大した印象もありませんでした。

 

個人に関しても、

 

山田→ファンが多い。何故か知らないけど人気。なんで?

知念→なんかとにかくすごいらしい。超人らしい。

有岡→ヒルナンデスで可愛がられてる人。おばさんみたいな顔してるな(本当にごめんなさい今では大好きです)。

八乙女→ヒルナンデスで張り切ってる人。金八先生出てた。

薮→世界が一つになるまで。流出やばwwwwwwww(他人事)


あとは印象すらない・・・

って感じでした。
恐らく同世代の非ジャニオタ女子と比べても知らない方だったと思います(ドラマとか見ないから余計)。

 

 

そんな私が当然、金田一なんて見てるはずもなく、ウィークエンダ―とかいう日本音楽界の歴史に名を残すべき名曲中の名曲のことも知る機会がありませんでした(カモナとかUMPすらもほとんど耳にしたことなかった)が、この曲の魔力に憑りつかれてしまったが最後、必然的にこの曲なしではいられないカラダになりました。

毎日毎日暇さえあればこの曲を聴いていました。歌詞もメロディも振りも衣装もMVの世界観もパート割りも完璧で一日中ウィークエンダ―のことばかりを考えるようになりました。

MVを観たりなんだりしているうちに次第に本人たちにも興味を持ち始め、年末のカウコン行きの電車内ではセクゾよりもJUMPの方が楽しみになっている自分が居ました。

 

自身初めてのカウコンは蓋を開けてみたら、みなさんご存知の通りマッチコンでした。
途中から当初の目当てであるセクゾが神隠しに遭ってしまったがために、終始JUMPの野鳥の会にならざるを得ませんでした。

結論、カウコンそのものに抱いた感情は置いておくとして、JUMPはとてもキラキラでした。みんな仲良く差異の無い衣装を着ていました。メンバー同士で楽しそうに私語をしていました。(ウィークエンダ―のイントロ流れた瞬間半狂乱になりました。)


1か月後には気持ち的には9割がたJUMPに降りていました。

セクゾが私の好きになったセクゾではなくなってしまったから余計、Hey!Say!JUMPがキラキラして見えたんです。

具体的には、楽曲の素晴らしさをはじめ、メンバー間格差の少なさや、グループの仲の良さ、デビューから7年も8年も経っていてもフレッシュさを保ってくれているところ、多人数ならではの女性アイドルのような“わちゃわちゃ感”などに惹かれました。

 


変な言い方ですけど、私男性アイドルには女性アイドルのようなキャピキャピ感やキラキラ感を求めてるんですね。

女性アイドルは20代前半にもなれば「卒業」という形をとった入れ替わり制度に則るか若しくはグループ解散ですよね。
ジャニーズのタレントならまだまだ若手、10年先を見据えて目標に向かっている真っ最中に女性アイドルはアイドルではなくなってしまう。
どうしてだろうと疑問に思いましたが、私の中ではすぐに答えは出て、30代40代の人間的に成長した男性は魅力的であると評されるのに対し、女性の場合、女性として求められる価値と人間的な成長が反比例している側面があるということが全ての根底にあるように思えます。

何もアイドルに限らず、幼さ、拙さ、無垢さ、か弱さ、などが女性には求められます。
ですがそれは人間としての成熟からかけ離れたものでもあるわけで。
一方男性は人間としての成熟がそのまま男性性の強調に繋がり、端的に言えばモテます。アイドルにとってモテることはとても重要です。

女性は40代の男性に沸けても、男性は40代の女性に沸けないんでしょうね。
(てかこの辺はもっと複雑だと思ってるんだけど色々書いてたらキリないから単純化して書いてる)
(おそらく昔は男性も息が短かったんだとも思う。ちゃんと調べてないけどSMAPが変えたのかな。アイドルっぽくないことをたくさんしてアイドル性を脱ぎ捨てることでアイドルのままトップになれたんじゃないかな。)

 

女性アイドルは卒業してからは恋愛解禁。反対に、卒業するまでは処女で居ろ、といわれます。アイドル期間は恋愛禁止。アイドル辞めれば堂々と結婚だってできる。簡単な話です。

しかしジャニーズは違う。ジャニタレには「卒業」のような明確な区切りがないので初めから恋愛禁止の概念もない。一生アイドルでいることができるために、女性アイドルのシステムを当てはめると一生独身で居ろ、ということになってしまう。それはあまりに酷だろう。

でも若いうちはそういった話を避けたり、所謂女性アイドルのような「アイドル」を演じる必要がある。いくら恋愛禁止じゃないからといって、基本みんな彼女の存在を明かしたりはしないでしょう。だってアイドルには彼女が居ない方がいいことくらいみんなわかってるもん。

だからこそ人生におけるどの時期なら結婚が許されるのか、自分が今どの位置にいるのか、ということを見極めなければならないし、いつまで童貞である可能性を滲ませたような振る舞いをしたらよいのか考える必要がありますよね。その人それぞれのオフィシャルなキャラも併せて。

 

ジャニーズのアイドルはこの「切り替え」がかなり難しいなと常々思うんですよ。

20代後半の藤ヶ谷くんはアイドルでありながらananでセックスについて語るけど20代前半の子にはまだ早すぎる。
10代の子には「女性とデートしたことない」と言ってほしいけど30代の人にそんなこと言われたら引く(私は冗談っぽくそう言ってくれる男性アイドルとか最高だなと思うけど)から元カノの存在くらいは明言する。とかね。

 

でもこの「切り替え」の時期が曖昧なのはファンにとっても残酷なんだよね。

気持ちよく「卒業おめでとう、いい恋愛してね!さ、次のアイドルへ」とはならないじゃないですか。
「あー…これからは自身の恋愛経験語ってくのね・・・?」「えー…下ネタ言うようになった・・・?」とじわじわアイドルを脱ぎ捨てていく感じ。確証は得られないけどなんか変わっていってる生殺しのような感覚。


ですが、そんなところも好きよ!というファンが一定数、というかどんどん増えて付いてきます。だって人間的成長は男性としての魅力だもん。

 


女性はアイドルのままスターになることはない。芸能界に残ったとしても、もうワーキャー言われません。

このことについては色んな意見があるだろうけど、個人的には若い時だけ消費されまくったあとはみんな安っぽいバラエティママタレントになるんだなーと思うと泣けてくるんです。


一見、結婚して家庭に入って幸せだね。って、そのこと自体、若いときは会社の華として、お茶くみ要因で、男性社員の癒しで、お客様に笑顔を届けて、結婚して子供産んだら正社員として社会復帰できない、仕事との両立なんてできない、そんな現代の日本社会の縮図をまんま見ているようで私は大変不快で(笑)(笑)(笑)

 

 


私は別にショタコンでも童貞厨でもないと自認してるんですが、現実的な部分や生々しさをなるべくなら見たくないんです。男性アイドルには女性アイドルのようなわかりやすいアイドルイメージを求めてしまいます。


ベッドシーンを演じることで、露わになった男性性に「ドキドキする」というファンが「アイドルのそんなシーン見たくない」というファンをどこかで上回らなければならないのでしょうが、私はほぼ後者でしょうね。

役者として演技力を磨くことができた、また人としても一皮剥け(下ネタじゃないよ)経験を積み成長した、ということと同時に、アイドルとしての純度がまた一つ失われたな、と感じてしまいます。

スキャンダルだってそう。恋愛の経験が表現力に活かされるかもしれない。作詞にいい影響を齎すかもしれない。
でも私はアイドルの恋愛事情なんて知りたくありません。


人としての成長を喜べないのはアイドルと言う職業を就労しているだけの生身の人間から人格をはく奪しているのと同義だという自覚はあるので常に罪悪感は抱いています。

しかし私の場合、歪んだ愛情の中に男性への復讐心も孕んでいるんじゃないかと思っています。

j男性アイドルは芸能界で生き残るために、「アイドルなのにこんな汚れ仕事やっちゃうよ」「アイドルなのに現実的な歌詞を歌っちゃうよ」と「アイドルなのにこんなこと」を繰り返してマルチタレントにならなくてはなりません。


たとえ下品なコントを演じても、歳を重ねても、結婚しても立派にタレントになれてもコンサートでは「アイドル」でいられる、男性性の魅力は崩れない。アイドルのままスターになれる。

女性はそうはいかない。

それなのに男性はアイドルとしての需要と普通の人間としての幸せ両方掴めちゃう、というのが憎いんですね。
だから応援しながらもどこかで幸せになるなんてずるい、という意識が働いているんだと思います。


男性アイドルの生生しさを視たくないその背景には私の屈折した男性観があるのでしょう。

 

 

私は男性性というものをとにかく憎んでいるので(結局根っこは羨望なんだろうけど)美しく輝く男性が好きです。
キラキラとした男性を一方的に眺めているのが大好きです。

そしてお顔が綺麗な男性が好きです。

悲しいことに女性はお顔が綺麗で当たり前、お化粧をしても良いという自由はお化粧しなければならないという不自由であり、たとえブスでも最低限綺麗になる努力はしなくてはなりません。
モテのためではありません。それがマナーだからです。女性は仕事ができる人も頭が良い人も運動ができる人も優しい人も、生きるために着飾っていなければなりません。

そんな社会だからこそ、「お顔が綺麗な男性」のアンバランスさが尊い。


「美」は男性性とは対極です。
そのため、男性アイドルは女性アイドルとは違って、自らの性に逆行しているところがあると思います。

男なのに美しいなんて!!!!!!!こんなにキラキラしているのに男だなんて!!!!!!!!!!という感動を覚えます。

 

 


・・・って
だめだ、なんかこれ以上は論文でも書けやって話になってきちゃうのでこの辺で切り上げるわ(遅い)

 

 

 

 

長年JUMPを見てきたであろう方々のブログなどを拝見していると、「一皮剥けるためには可愛いじゃんぷちゃんイメージを脱却すべき」という論調のものが多いような印象を抱いています。

ずっと見てきた人が言うんだからほぼ間違いなくそれが正しいんでしょうね。
少なくとも今現在の日本の芸能界で男性アイドルグループとして、「目に見えて成功している」という状態を目指すにはそれが正しいに決まっている。先輩グループもみんなそうしてきたんでしょうね。
だけれども、私は私の我儘でアイドルにはアイドル性を求めたい!

女性アイドルが若いうちしか成り立たないように、男性アイドルだって卒業という形をとっていないだけで徐々に(職業としてではなく)状態としての「アイドル」からは遠ざかっていきます。
彼女が居る、結婚相手がいる、子どもがいる(それを受け入れて、あるいは受け流して応援しているファンがいる)状態が現に成り立っています。

 

それでもジャニーズがよくできてるなぁと感嘆してしまうのは、男性アイドルを女性アイドルのように消費したい人たちは自担の年齢がある程度のところに差し掛かったらもっと若いジャニーズJr.に降りちゃえばいい。そしてそれを繰り返せばいい。
ジャニーズJr.という制度は、若い「アイドル」時代だけを追いたいファンに需要があって、ある種デビューを女性アイドルでいうところの卒業のようなものとして捉えることも可能ではありますよね。
(まぁJr.にスキャンダル発覚することもあるけど基本は恋愛経験を語ることとかしないし)

 

だけどできるなら少しでも長く自担にキャーキャー言いたい。アイドルをしていてほしい。(私は)

 

SexyZoneが急に「大人の男売り」を始めてもそれは仕方のないこと。
「いずれシフトチェンジしなきゃならないのはわかるけど今じゃないだろ」「せっかく10代がいるんだからそこを活かせや」「大人路線は大人になってからいくらでも出来るんだから若いうちは今しかできないフレッシュさを見せろよや」と文句ばかり吐いていたけれども、もう諦めましたよ。

 

そして!そんなときにJUMPに出会った!!!!!!

早い話、セクゾよりJUMPに可愛げを感じたんですわ。
愛す可くと書いて可愛いですよ。

 

年齢が若いなら学生目線の歌を歌えるのは当たり前です。多くの場合、成長と共にそんな曲からは卒業してしまうのも仕方ない。
それなのにデビューから7年経ってもちろんメンバーに高校生なんかいないのに未だにキラキラでフレッシュな学園生活を題材にした曲(『SchoolGirl』参照)をリリースできちゃうJUMPこそ最強アイドルじゃね!?ってことです。


平和感とかゆとり感とかってむしろ強みでしょ?だって他にいないもん。
いまどき王道アイドルな男性アイドルも一周して珍しいですよ。強みでしょ。個性でしょ。

 

もちろん可愛いだけじゃやっていけない。実力がなきゃならない。

RHYMESTER宇多丸さんがアイドルの定義として挙げた「魅力が実力を凌駕している存在」という言葉を借りるなら、
ジャニーズは、若いときの魅力が勝っている状態から、いずれ実力で自身のその魅力を追い抜かなくてはならないのかなぁなんて思ったりします。


ですが、私はいつまでも高水準のところで魅力と実力がいたちごっこを続けてほしいなんて思ってしまいます。

 

いつまでも可愛いだけでなにもできないなら、私も彼らの将来が心配になるし罪悪感すら覚えるでしょう。(ファンの方のブログを読むかぎり、ほんのちょっと前まではそんな感じだったのかな)

今のJUMPは格好良さセクシーさワイルドさもある。でもその一方で、可愛さエッセンスを大量に残しておいてくれる。


人数の多さも他のグループにはない最大の魅力だと思うし、それを彼ら自身も理解してるのが伝わってくるのもいいですよね。


あの人数だからこそ、上の例での「実力」にあたる揃ったダンスの格好良さも活きるし、「魅力」にあたる女子ドルのようなワチャワチャした可愛さも活きる。

ふり幅がどこまでも大きいのが私がJUMPにハマった最大の理由だと思います。

 

 

 


ここまでクッソ長々と語っといて全然アイドルっぽくないじゃないかと突っ込まれそうですが私は伊野尾担へと成り果てました。
理屈と感情は別だから(震え声)